加瀬加奈子が復活のV ~向日町競輪場~

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加瀬加奈子
先行力はまだまだ健在だ
ママでも強い!

 11月27日開催の向日町競輪場F2最終日11レースのガールズ決勝戦に出走した加瀬加奈子(新潟・102期)が、力強い逃げ切りで昨年2月以来の優勝を飾った。
 レースは前受けでスタートして、打鐘を通過しても後続に動きはなく一本棒。徐々にペースを上げてマイペースに持ち込むと、最終ホームからまくりを放った宮地寧々(岐阜・110期)を反撃を許さず、ゴールまでしっかりと踏み切った。
 
 加瀬はガールズ第1期生で2012年7月デビュー。パワフルな先行でガールケイリンで一時代を築き、ガールズグランプリにも2012年から3年連続で出場している。
 2018年7月から妊娠が分かり以降のレースを欠場すると、2019年2月に長女を無事に出産した。同年7月に復帰して、今シリーズは8場所目だった。
 ガールズ選手は男子と異なり、出産が選手生活の大きな岐路となりやすいが、復帰して半年足らずで優勝を成し遂げたことで、“ママさんレーサー”にも大きな勇気を与えたことだろう。

堀江鉄二記者

2019年11月27日 16時40分

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