原田研太朗が止まらない ~和歌山記念~

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原田研太朗
準決を前に自転車の整備に余念がない
まくりのエキスパート

 和歌山記念は1月12日に佳境の準決勝を迎える。
 S級S班3名(佐藤慎太郎、松浦悠士、村上博幸)が参戦しているが、もっとも勢いがあるのは新年から破竹の勢いで勝ち続けている原田研太朗だ。

 20年初戦を地元の小松島でスタートした原田研太朗はまくり3連発で、完全優勝を遂げると、10日から開催中の和歌山記念でも初日特選、2次予選Aと怒涛のまくりを披露してここまで無傷の5連勝。「5連勝はでき過ぎ(笑)。そろそろ止まるかも」とおどけてみせるが、2次予選では埼玉の新鋭・森田優弥がライン4車を生かして果敢に逃げて佐藤慎太郎のブロックも掻い潜る圧巻のまくりで今開催の一番時計11.2を記録。
 準決勝はメインの12Rで、菅田壱道を目標に得た王者・佐藤慎太郎に、再戦となる森田優弥が相手の3分戦となった。「このメンバーだと後方確実な感じですね。それにまた、森田君とですか。2次予選の彼は踏み直しも凄かったし、準決勝もすんなりと駆けさせると絶対に厳しい。少しでも脚を使わせた上で先行させないと。中団には菅田さんと(佐藤)慎太郎さんがいるから、そこも意識してまくりにいく」と早くもプランを練っている。十八番のまくりを炸裂させて連勝を伸ばすか注目したい。

池端航一記者

2020年1月11日 19時14分

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