己を奮い立たせる簗田一輝 ~静岡競輪場~

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簗田一輝
静岡記念2日目に今年初勝利を挙げた
ようやく見えた一筋の光り

 2月21日(金)より静岡競輪場を舞台に行われている『たちあおい賞争奪戦』は2日目の日程が終了。初日に落車してしまいまさかの予選敗退を余儀なくされた簗田一輝(107期・静岡)であったが、2日目に同県の格清洋介を目標に今年初勝利を挙げ、年頭から続いていた悪い流れをようやく断ち切った。
 
 「今年は落車に落車失格ってまともにゴールすらできていなかった。体の方は良くなってきていたので今回はそれなりに自信があったんですけどね。初日にまた落車って最悪です、本当に。マジで気持ちが折れそうになったけど、骨は折れていなかったので。体も自転車も落車続きでボロボロですけど、気持ちだけはしっかり持って。2日目は番手回りでラインのおかげですけど、自分で踏んだ感じも良かったので自力でも戦えると思います。予選で負けてしまって本当に悔しいですけど、あと2勝して帰ります」
 
 3走連続で落車と満身創痍の戦いが続いている状態でも決して下を向くことのない簗田一輝。2日目の勝利でようやく見えた再浮上への一筋の光り。気力を頼りにどん底から這い上がる。

細川和輝記者

2020年2月22日 18時48分

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