浅井康太が「よさこい賞争奪戦」を制す ~高知競輪~

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浅井康太
圧倒的なスピードで栄冠をつかんだ
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ゴール線を先頭で駆け抜けた5番車・浅井康太
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5番車・浅井康太を称える8番車・近藤龍徳
今年は常勝モード

 高知競輪場で開催された開設70周年記念「よさこい賞争覇戦(G3)」は、4月5日(日曜)の最終日に決勝が行われた。8番手に置かれた浅井康太(三重・90期)だったが、最終2角から怒涛のまくりで前団をとらえ優勝。昨年は優勝のなかった浅井だが、これで今年2度目の記念V。通算27度目のG3制覇を遂げた。

 レースは浅井-近藤龍徳の中部勢が正攻法に構え、吉澤純平-岡光良の関東勢、渡邉雄太-佐藤慎太郎の即席コンビ、単騎の三谷竜生、小川真太郎-山中貴雄の四国勢で並ぶ。先陣を切った小川だったが、すかさず渡邉が押さえる。間髪入れずに吉澤がカマしたが、番手の岡が付け切れず渡邉-佐藤ではまる展開に。最終バックから渡邉がまくり上げるも進みが悪く、後方から浅井が次元の違うスピードで前団を飲み込んだ。
 
 優勝した浅井は「日本中がこの大変な時期ですけど、自分たちは自分たちの仕事をやるだけ。S級S班だと勝たないといけないプレッシャーが凄かったけど、S級1班になってプレッシャーがなくなって自分の走りができている。挑戦者になれています。競輪は王者の前受けなので、1番人気だったし前に出ました。自分のタイミングでしっかり行ければチャンスあると思っていた。踏み出しはイケるって感じがありました。渡邉(雄太)君が目標になってすごく伸びていった。優勝できてうれしく思います。この後は四日市、ダービーとあるのでしっかり結果を出したい。ファンの声援が聞きたいのでコロナウイルスの影響がなくなったら応援にきてください」と表彰式のインタビューで答えた。

 次節の出走予定は4月22日~24日の四日市F1開催。
 なお今開催の売り上げは18億6147万4000円。目標の15億円を上回った。

永岡孝史記者

2020年4月5日 16時57分

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