伊藤颯馬がS級特進 ~小倉競輪場~

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115回生としては5人目のS級となった伊藤颯馬選手
豪快な逃げ切りで9連勝を決める

 5月16日に最終日を迎えた小倉ミッドナイト競輪の7R、決勝戦で伊藤颯馬が完全優勝。4月小倉、5月広島に続く、3場所連続の完全優勝で見事にS級特進を決めた。
 7車立てのミッドナイトとはいえ、決勝の相手はA級屈指の機動力を誇る笠松将太。厳しい戦いが予想されたが、伊藤は赤板過ぎから先行態勢に入った笠松を打鐘からの早い仕掛けで叩くと、そのまま押し切り。東矢昇太、松尾透と九州ワンツースリーを決めた。
 「2分戦だったし、東矢さんのレースを見て仕事をしてくれるだろうなと思ったから、思い切っていきました。ホーム、バックも取れて、内容のあるレースだったと思う」
 2場所前に小倉で完全優勝したときには、「今、(S級に)上がってもボコボコにされるんで」と話していたが、決勝で見せた文句なしのレース内容なら、S級に上がっても期待できそう。
 「前回、小倉で優勝したときは、まだ早いと思ってたけど、広島で6連勝を決めて、今回もチャンスがあればと思って来てた。前期はS級点が取れなかったけど、これで半年早く上がれたので。S級では、まず毎回、準決勝には勝ち上がりたいですね。(佐藤)慎太郎さんにも『早く上がれ』と言われたし、G3だったら慎太郎さんと一緒になるかもしれない。勝てるように頑張ります」
 自慢のスピードでS級でも大暴れだ。

音無剛記者

2020年5月17日 00時43分

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