海老根恵太が節目の400勝 ~川崎競輪場~

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海老根恵太
4本の指を立ててポーズ
2009年グランプリ覇者が大台に到達

 KERINグランプリ2009を制覇している海老根恵太(86期・千葉)が5月19日(火)に行われた川崎F1ガールズシリーズの2日目、一般戦の9レースで節目の400勝を達成した。

 このレースで海老根が選んだ位置は地元勢の後ろを回る3番手。先頭の嶋津拓弥が外併走から打鐘で叩きに出ると、番手の白戸淳太郎が最終ホームから巻き返してきた舘泰守を再三ブロック。3番手で内を締めていた海老根は最終2センターで外を踏み込む鈴木謙二の気配を察知すると、張りながら車を外に持ち出して直線で鮮やかに突き抜けた。
 「嶋津君に優勝を取らせてもらったこともあるし、白戸さんにも世話になっている。その2人の後ろを回らせてもらったが、前の2人が全てやってくれた。自分は何もやっていないです。あと1勝で400勝と早めに(周囲から)言われて、頭にかかってしまって1勝するのが大変でした。前回のウィナーズカップでは簗田(一輝)君をかばって勝ち切れなかった。番手はラインの競走になるし、昨日みたいなこともあるからまだまだですね」
 『思い出の1勝は?』との問いには「やっぱり初めてG1を勝った青森ですかね」と2009年に制した第18回寛仁親王牌を挙げた。
 
 「(次の目標の)500勝へは長い。一つずつまた積み重ねていかないと。番手でG1の優勝が最大の目標」と次なる目標を掲げて歩み出す。

角田祐馬記者

2020年5月19日 16時00分

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