9レース制ミッドが21日に開幕 ~小倉競輪場~

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山原さくら
病を乗り越えて復帰戦を迎える
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青柳靖起
エキシビジョンレースで逃げ切りVを決めた
山原さくらが半年ぶりに復帰

 北九州メディアドーム小倉競輪場を舞台にミッドナイト競輪が明日21日に幕を開ける。9レース、3日制の今シリーズはガールズケイリンとA級1、2班戦の選手63名が参加。初日は前半の1、2レースでガールズケイリンの予選1が行われる。追加参戦の山原さくら(高知・104期)は2レースに登場。卵巣のう腫茎捻転という病気で長期欠場していたが、195日ぶりに復帰戦を迎える。
 「小倉で復帰できるのがめっちゃうれしいです。緊張はすると思うけど、走り慣れているバンクなので。体のほうはもう大丈夫です。練習もしっかりやってきました。ダッシュは100パーセントじゃないんですが、だいぶ戻ってます。あとは体力が持つかどうか。一走してみて、どこまで通用するかですね」

 男子は最終9レースの初日特選に強豪がズラリ。本郷雄三(熊本・99期)が得点最上位の存在だ。
 「ずっと練習はしていたんですが、10日くらい前にギックリ腰をやってしまって…。それから首も痛めてしまったんですけど、走るからにはしっかり頑張ります。初日は似たような戦法の選手が相手だけど、自分は逃げる気持ちもある。順番が来たらしっかり仕掛けるつもりです」

 またこの日は前検終了後の16時過ぎからバンク内で117期の男子選手6名、118期の尾方真生(福岡・118期)、廣木まこ(福岡・118期)の女子2名の新人選手紹介、及び117期のエキシビジョンレースが実施され、ネットで中継された。
 スプリント競走は松本秀之介(熊本・117期)、青柳靖起(佐賀・117期)、松岡辰泰(熊本・117期)、伊藤旭(熊本・117期)、中村翔平(福岡・117期)、吉田勇気(福岡・117期)の6名によって争われ、青柳が会心の逃げ切り勝ちを収めた。
 「1周くらいなら逃げ切れると思っていました。最後までしっかり踏み切れたと思います。(養成所を)卒業してから、しっかり練習できているし、脚は仕上がってます。デビュー戦もしっかり優勝を狙います」
 5月29日から始まる小倉ルーキーシリーズでも圧巻のパフォーマンスを披露する。参加した男女8名すべてが小倉ルーキーシリーズに参戦予定。広島ルーキーシリーズを走った廣木以外の7名は小倉がデビュー戦となる。

笠原裕明記者

2020年5月20日 16時55分

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