卒記チャンプが無傷で決勝へ ~小倉競輪場~

photo-14247
ラインで健闘を誓い合う(左・阿部将大、右・青柳靖起)
photo-14248
尾方真生
福岡のニューヒロインが初Vを狙う
男子決勝は九州勢が二手に分かれる

 小倉競輪場で開催されている『ルーキーシリーズ2020』の決勝戦が5月31日(日)に行われる。同期同士の意地とプライドを懸けた戦いは、連日様々なドラマを生み見応えあるレースを繰り広げた。

 男子決勝戦では九州勢が4車勝ち上がり、2手に分かれてラインを形成。卒記チャンプとして注目された青柳靖起(佐賀)は連日、力強い走りで連勝。決勝では阿部将大(大分)を援軍に得て初優勝を狙う。

 「初日は思っていた以上に緊張したけど勝てて少しホッとしました。予選2の今日は母親の誕生日だったので何としても勝ちたかった。自分は母親に女手ひとつで育ててもらったので、結果が出せて良かったです。自分は人の後ろを回るつもりはないし、自分でしっかり動いて優勝を狙います」

 女子決勝戦も卒記チャンプの尾方真生(福岡)が無傷の優出。連日、別次元の強さで同期を圧倒しており、決勝も人気を集めそうだ。

 「予選2はもう少し早く仕掛けたかったんですけど、見てからの仕掛けになりました。初日から2日目でアップの仕方や一日の流れも少しずつ分かってきて、徐々にリラックスしてレースに臨めています。結果にこだわっていきたいし、仕掛けるポイントを見極めて勝てるようにいきます」

 なお両レースは男子決勝戦が12レース(20時35分発走)、女子決勝戦が11レース(20時06分発走)。今後の競輪界を担うであろう新人たちの真っ向勝負に要注目だ。

及位然斗記者

2020年5月30日 21時44分

開催情報

ページトップへ