石井洋輝が2班に特別昇班 ~平塚競輪場~

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石井洋輝
狙ったレースでしっかり結果を出した

 6月17日に行なわれた平塚FIIナイター第9Rチャレンジ決勝に出走した石井洋輝(福島・115期)が、打鐘前先行の寺沼拓摩(東京・115期)の3番手を追い上げ奪取。冷静に最終2角立ち直りから仕掛けると、上がり11秒4の快速で後続をぶっ千切って圧勝した。この優勝で石井は、5月広島FIIモーニング、同月川崎FIIミッドナイトに続き3場所連続完全優勝を達成し、6月18日付でA級2班へ特別昇班した。
 石井は、高校時代にはロードなど長距離種目で活躍し、3000m独走タイムは115期トップ。持久力に優れた地脚タイプだが、ハロンも11秒08とスピードも一級品だ。デビュー後は期待通りの活躍を見せており、レインボーカップ、1月小倉ミッドナイトとこれまで2回の特班チャンスこそ実らせられなかったものの、79戦で56勝、2着12回で連対率は86%とチャレンジでは敵なし。師匠の須永優太(福島・94期)のアドバイス通り、突っ張り先行も上等と誰も出させず長い距離を踏んでの勝負が持ち味にしてきたが、“7月から2班だけど、特班で上がった方が見栄えがいい”。川崎の準決以降は5走続けてまくりで勝負。しっかり狙ったレースで勝ち切った。1・2班戦では再び徹底先行に戻って、即有力なV候補となるだろう。
 なお、3場所連続完全優勝達成での特別昇班は谷和也(大阪・115期)が6月7日に福井競輪場で達成して以来の記録となる。

権田浩一記者

2020年6月17日 22時29分

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