福井記念が開幕! ~不死鳥杯~

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脇本雄太
競輪界最強の機動型
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寺崎浩平
大注目のスター候補
地元の大スターが堂々の主役

 福井競輪場において、7月23日(木・祝)~26日(日)にかけて福井競輪開設70周年記念『不死鳥杯』が有観客で開催される。6月から新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から『地区内あっせん』となっており、今シリーズは近畿、中部の2地区の選手によって白熱した優勝争いが繰り広げられる。

 今開催最大の注目は地元のトップスターで高松宮記念杯完全優勝を引っ提げて凱旋した脇本雄太(福井・94期)だ。「前回のサマーナイトはASに向けて新車で色々と試したけど、末の粘りが足りていなかった。だから初日は宮杯で使っていたフレームを使う」と慣れ親しんだ愛車で挑む。「いつも通りの練習をしてきて、調整はなし。昨日もガッツリと練習した。今は疲れが少し残っているので、開催中に疲れがどれだけ取れるか。(前検日に)軽くバンクに乗って調整したい」と練習をやり込んでの参戦。「3月のウィナーズカップを走りたかった悔しさがあるので、優勝しか狙っていない。そういう気持ちで4日間、走りたい」と前検日に高らかと優勝を宣言した。

 注目度が高いのはもう一人。早期卒業者で、数々の記録を塗り替えている寺崎浩平(福井・117期)。「サマーナイトを経験して、G2は雰囲気が違った。初日は先行して3着で勝ち上がれなかったけど、少し手応えを感じた。2日目のまくりでスピードは通用する実感を得た。得るものが凄く多くて、濃い3日間でした」と振り返った。「ここまでは伊豆で練習していた。調整はせずにいつも通りです。競輪のフレームに乗っていないので、前検日に乗ってみてどうなのか。でも鉄は鉄、カーボンはカーボンで別物と思っているので、違和感はない」とフレームが違っても問題なしを強調。「7車立てはチャレンジで走って以来だけど、弥彦記念を見て、イメージはできている。傾向も把握したし、持ち味を生かせるので、有利に働くと思う」と持ち前のポテンシャルを存分に発揮できる環境が整った。「決勝に上がることが最低限」と言い切っただけに、初日から圧巻のパフォーマンスでファンを沸かせてくれそうだ。

 なお、売り上げ目標は40億円。1レースの発走時刻は11時00分を予定。¥JOY×プロスポーツでの締め切り時刻は発走の5分前となります。

池端航一記者

2020年7月22日 16時01分

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