伊藤旭が特別昇班 ~防府競輪場~

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伊藤旭
同県同期の松岡辰、松本秀に肩を並べた(撮影・小倉競輪場)
初優勝から3場所連続の完全V

 9月21日に最終日を迎えた防府競輪のチャレンジ戦で伊藤旭(熊本・117期)が完全優勝。デビュー初優勝だった8月武雄から9月小倉、防府と3場所連続の完全優勝で見事にA級2班へ特別昇班を決めた。

 真崎章徳(佐賀・113期)に大分コンビが続いたことで九州別線。決勝戦は単騎となってしまった伊藤だったが、レース運びは終始落ち着いたものだった。打鐘前、最後方から踏み上げて先行態勢に入っていた和泉尚吾(愛媛・117期)の後ろに入ると、まくってきた久田裕也(徳島・117期)に切り替えて逆転。石原颯(香川)に続き、117回生としては14人目(早期卒業者を含む)の特別昇班となった。

 伊藤は在所成績14位。高校時代には全国高等学校選抜自転車競技大会のスクラッチ、個人ロードレースで優勝の実績がある。これでひと足先に特別昇班している同門、同期の松岡辰泰や練習仲間の松本秀之介とも肩を並べた。これからも互いに切磋琢磨することで、さらに上を目指していく。

音無剛記者

2020年9月21日 10時56分

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