山口拳矢が18連勝でS級特進 ~和歌山競輪場~

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山口拳矢
今年5月小倉ルーキーシリーズでの一枚
S級S班を目指してまい進する

 9月22日(火)から和歌山競輪場で行われていたF1シリーズに出走中の山口拳矢(岐阜・117期)が本格デビューから負けなしの18連勝を達成。今年から導入されたルーキーシリーズを含めると圧巻の24連勝で見事にS級特進を決めた。デビューから全て1着の18連勝によるS級特別昇級は2008年1月にチャレンジレース導入以降、96期デビューの深谷知広(デビューから56日で達成、20連勝でストップ)、117期で早期卒業生の寺崎浩平(デビューから69日で達成、19連勝でストップ)以来3人目でデビューから78日目の達成となった。
 
 決勝戦も堂々と正攻法に構えた山口拳矢は赤板過ぎに車を下げて5番手でじっくりと様子を窺う。後ろ攻めから押さえた奥出良が果敢に逃げる中、中団で間合いを取っていた大石崇晴が最終2コーナーから先まくりを敢行。それでも山口に焦る様子は一切なく、最終3コーナーから車を外に持ち出すと清水剛志のけん制を乗り越えて上がり10秒9のハイラップでG線を突き抜けてた。
 
 優勝インタビュアーはサプライズで登場した父親でもある山口幸二氏によって行われ会場に足を運んだファンを喜ばせた。
 
 「最低限の目標だと思っていたので、ストレートで行けて凄く嬉しいでです。今日起きてからずっと緊張しっぱなしでした。アマチュアの頃から学校でも色々あって、周りの人に迷惑をかけてきたので、これからどんどん強くなって、今までお世話になった方々に、これからお世話になる方々に恩返しできるように頑張ります。3日間、熱い声援をありがとうございました。これからS級の舞台に立って、色々と壁につまづくと思いますが、一つ一つのレースが成長の糧だと思って。最終的にはSSになって活躍する選手になりたいと思っていますので、どうかこれからも応援をよろしくお願いします」

細川和輝記者

2020年9月24日 16時45分

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