小林則之が特進を阻む逆転V ~伊東競輪場~

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小林則之
今年2月の奈良記念最終日に撮影した一枚
ラインの絆で見事に強敵を撃破 

 10月19日(月)に伊東競輪場を舞台に行われたF2シリーズの最終12Rで佐々木悠葵(115期・群馬)が自身3度目となるS級への特別昇級を賭けた戦いが行われたが、南関作戦に阻まれて3着まで。見事に勝利を手にしたのは新鋭の青野将大(117期・神奈川)をリードした地元のベテラン小林則之(85期・静岡)だ。
   
 デビューから20年、今年1月に44歳となった小林則之。自力戦へのこだわりを貫き通して戦ってきた男が、強敵を破るためにと決勝を前に腹を決めた決勝へ向けてのインタビュー。
 「今回は勝ちにこだわっています。本来なら同県(の機動型)にも付けないが、佐々木君に立ち向かうために青野君に付けます」
 
 前回防府で完全優勝を達成し、今節もここまで連勝で勝ち上がってきた青野将大であったが、ラインの先頭で青板バック過ぎから早くも飛び出してそのまま先行態勢に。徐々にピッチを上げて主導権を掴むと、最終バックから小林則之が番手発進。同県の春日隼人(82期・千葉)が続いて南関ワンツー。南関ラインの結束力を示して強敵を打ち破った。
 
 一方、南関勢に敗れてしまった佐々木悠葵は次走の立川F1シリーズから再び仕切り直し。気持ちを切り替えて再び白星を重ねて一日でも早くS級の舞台を目指す。

細川和輝記者

2020年10月19日 19時00分

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