南関連係で高橋雅之 ~前橋ミッドナイト~

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高橋雅之
鋭脚発揮で混戦に決着を付ける
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阿久津浩之
絶好のVチャンスが到来だ

 10月21日からの前橋ミッドナイトは、各地区に傑出した機動型が見当たらず大混戦。A級では安定した成績を残している高橋雅之に期待する。ここは関根健太郎を目標に得て、きっちりVを手にする。関根は開催休止期間明けから一気に巻き返してきた。直前の10月小田原では、南関別線の原田亮の逃げを豪快にまくって、昨年1月以来のV。“自分の力で優勝が獲れて嬉しい。日々、練習は頑張っているつもりだし、動けていたと思う”。このメンバーなら積極的に仕掛けてレースを支配しよう。同じ短走路だし、連続優勝も狙える。
 小笠原昭太が軸の北勢が抵抗を試みる。今年の優勝は3月豊橋の1回だけながら、小笠原の安定感は高橋に負けていない。ハマれば大駆けある渋谷海、中村弘之輔の北海道コンビを好アシストから上位進出を目論む。
 地元の矢島一弥は土屋壮登が頼りか。土屋は長期欠場明けの10月大宮で優参と戦える状態にはある。若手に前を任せるレースも増えてきているが、まだまだ自力で戦う意欲は十分。実力的に抜けた機動型が不在のここ、タイミング良くカマシ、まくりを決められれば波乱を呼ぶ。

 本命に推した高橋は、降級初戦の7月松戸で同県の本多哲を利してV。その後も“動けているし、脚には余裕がある”と常に決勝に乗ってVを争っている。そもそも直前の2年間を含め、通算で13年間S級に在籍していた格上の選手で、今期の降級も度重なる落車の影響に、失格点があっての結果だから38歳のベテランと言ってもA級ではまだまだ力が上。着外が数えるほどしかないように、目標がなくて自分でやらなくてはならないレースでも凌いで着をまとめているくらいだ。ずっと好調を維持しているし、前期のS級で蒔田英を差して1着も取っていたことを考えても、関根健という絶好の目標があるここは、抜け出してV奪取が有力だ。

 チャレンジは117期の新人が2人だけ。しかもともに落車明けの原大智と黒滝大翔では、誰が勝っても不思議ない。自力タイプなら清水健次、阿久津浩之の東京勢、湯浅大輔らに絶好のV機到来だ。中でも東京勢は援護役に吉田英二もいて優位にレースを運べそう。本命視する阿久津は16年後期からチャレンジ暮らしが続くが、今年に入って目立って優参回数を増やしているように絶好調。1月静岡では藤井侑、照井拓、古賀勝ら錚々たる若手を相手に約11年ぶりの優勝を飾る大ヒットを飾っている。117期勢と対戦するようになった今期に入っても勢いは衰えず、9月函館では準Vと気を吐いた。ただ、結果を出すには若手機動型の番手が一番。ここも清水の番手回りなら一層Vへと近付く。
 直前の10月大宮を113着の湯浅の一発も怖い。大宮の準決ではカマして来た阿久津の番手にハマる展開で安達隆らを破っている。中団まくりで小浦凪を破った一戦もあり、組み立て次第では東京勢一蹴も。
 原、黒滝にとっても今回は初優勝のチャンスだ。原は徐々にレースも覚えてきて9月函館、10月伊東ミッドナイトを連続優参。東京勢ペースを許さない先行策が実れば面白い。7月末に落車し、以後は欠場が続いた黒滝は調子の上積みがあれば。

権田浩一記者

2020年10月20日 16時58分

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