『ゴールドカップレース』は平原康多がV ~京王閣競輪場~

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平原康多
優勝トロフィーを掲げてガッツポーズ
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3番車の平原康多選手が鋭く抜け出して1着でゴール
2度目の京王閣記念制覇

 京王閣競輪場で開催された開設71周年記念「ゴールドカップレース(G3)」は、27日の最終日に決勝が行われた。地元地区の関東勢としてはただひとり決勝に進んだ平原康多(埼玉・87期)は、佐藤慎太郎、成田和也の福島勢とタッグを組んだ。
 レースは、古性優作がラインの先頭を務めた近畿勢が主導権を握った。4番手を確保した平原は、ロングまくりを打った松浦悠士にスイッチ。近畿ラインをのみ込んだ松浦を平原が直線でとらえて優勝。通算24回目、今年4度目の記念制覇で、一昨年に次いで2度目の京王閣記念Vを飾った。

 「後ろから攻めると、最終的に後ろになってしまうなと思ったので、スタートは(佐藤)慎太郎さんにお願いしていました。松浦より先に仕掛けたかったですけど、あまりにも早かったので。(池田憲昭をさばいたところは)タイミングが合ってしまったので、あそこは行かせられなかったですね。2日目から(セッティングと乗り方を)元に戻して、自分らしくレースができたのかなと思います。いろいろ試して戻すのと、試さずにそのままっていうのは違うと思うから、意味のある3カ月間だったとは思います。今、競輪界で断トツで強いのは脇本(雄太)なんで、自分も追いかけて失敗しての繰り返しですね。グランプリが見えてきたので、そこで優勝できるようにまだまだ努力していきます」

 平原の次回、出走予定は、11月5日からの四日市ナイター記念。今年も残すところG1は、あと1つ。獲得賞金で年末のグランプリ出場をほぼ確定させてはいるものの、相性のいい競輪祭でタイトル奪取をしてグランプリに臨みたい。

竹内祥郎記者

2020年10月27日 17時00分

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