野口裕が新春初V!! ~奈良競輪場~

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野口裕史
千葉の重戦車が豪快にS級初V
単騎逃げでS級初優勝!!

 年またぎで行われた奈良競輪F1は1月2日(土)に最終日が行われた。注目のS級決勝戦は野口裕史(千葉・111期)がS級初優勝を飾った。

 レースは、3車揃った地元勢を青板半周で大阪勢が押さえる。地元勢が車を下げ、出切った岡崎智哉(大阪・96期)がペースを緩めると、大阪勢を追っていた野口が単騎ながら赤板でカマして出る。番手に嵌った岡崎だが口が空いてしまいなかなかその差は詰まらない。立て直した元砂勇雪(奈良・103期)が最終ホームから巻き返すが、野口のカカリが良く出切るまでは至らない。4角から神田紘輔(大阪・100期)が内を、三谷竜生(奈良・101期)が外を踏んで迫るが、力強く踏み直した野口がそのままゴール線を1着で駆け抜けた。

 単騎で2周駆けて押し切った野口は、これでS級初優勝。2021年最初のS級優勝者となるだけに初物づくしだ。らしさ全開の豪快なレース運びで新年初笑いとなった。

熊谷洋祐記者

2021年1月2日 17時10分

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