金亀杯争覇戦が明日から開幕 ~松山競輪場~

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地元記念初参戦の3人(左から薦田、外田、吉田)が、そろって決意の力こぶ
注目は地元記念初参戦の若手トリオ

 明日、1月21日から松山競輪開設71周年記念「金亀杯争覇戦」が開幕する。松本貴治、橋本強に渡部哲男の3名が初日特選スタートと好メンバーをそろえる地元勢だが、活躍を期待したいのは今回が地元記念初参戦となる若手トリオ。吉田智哉は落車欠場明け、薦田将伍、外田心斗は今期が初S級と置かれた状況は違うが、それぞれが強い気持ちを持って地元記念に臨む。

 吉田智哉(111期)は昨年10月別府の落車から今回が復帰戦。欠場期間が91日もあっただけに、気がかりなのは状態面だ。
 「怪我は左鎖骨の粉砕骨折と、ろっ骨6本骨折に肺挫傷。左ひざもえぐれてて、50日は何もできずでした。それからリハビリを2週間して、3週間前ぐらいから本格的に練習した。状態は走ってみないと本当にわからないですね。できることは全部やってきたけど、めちゃくちゃ緊張してます。コロナの中止とかもあって去年、地元は3回全部走れなくて、松山を走るの自体が1年半ぶり。まあまあ緊張してます」

 外田心斗(115期)と薦田将伍(113期)は今期が初のS級。2Rの外田は地元勢のトップバッターを務める。
 「(S級は)行くタイミングだけだと思う。スピードに対応できないとか、どうにもならないとかはなかった。あとは経験を積んでいけば戦えると思います。今回は地元勢が多いんで役に立ちたい。初めての記念を地元で呼んでもらえたんで、しっかり頑張ります。ここまでけっこう空いてたんで練習もできたし、調子は悪くないと思う。まずは初日勝ち上がれるように、S級初勝利を地元でしたいですね」

 A級だった昨年10月の地元決勝で落車した薦田は調子が戻り切れないまま迎えたS級戦だった。それでも初戦の広島で742着、続く奈良ではS級初勝利を挙げるなど、敗者戦では健闘している。
 「(初の地元記念で)気負いはないけど、力を出し切れればいいなと思う。(10月松山決勝での)落車もデカい。なかなか痛みがひかなくて大変だったので。まだダメだけど、状態はあんまり考えずに(練習は)やってる。とにかく力を出し切るだけです」

 外田は2R(11時17分発走予定)に、吉田は3R(11時44分発走予定)、薦田が5R(12時42分発走予定)に出走し、¥JOY×プロスポーツの締め切り時刻はレース発走の5分前となっています。3人とも初の地元記念でも臆することなく、そろって初日をクリアしてもらいたい。

音無剛記者

2021年1月20日 17時26分

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