５月22日に久留米競輪場で開催されたＦⅠナイターの初日第10レース予選で１着となったマシュー・グレーツァー（オーストラリア）の上がりタイムが10秒４となり、バンクレコードを更新した。レースは、打鐘前２角から泉文人（福島・99期）が主導権を握る展開で、グレーツァーは７番手。３番手確保の吉武信太朗（愛媛・107期）が最終１角から先まくりに行き、さらに２角では伊原克彦（福井・91期）もまくったが、グレーツァーはその上を３角で一気に飲み込んで後続に８車身差を付ける圧勝劇を演じた。なお、従来の記録は11年７月14日のＦⅠ戦Ｓ級準決勝で友定祐己（岡山・82期）が出した10秒７で、これを大幅に塗り替えた。