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2019年7月3日

嵯峨昇喜郎が快速まくりでS級に特進

 7月3日開催の玉野競輪FⅠ最終日第10レース・A級決勝に出走した嵯峨昇喜郎(青森・113期)が、鶴良生(福・111期)を逃がしての、6番手1センターまくりで勝負。けん制に来た竹元太志(福岡・107期)と接触して冷やりとさせる場面はあったが、スピードは落ちることなく上がり11秒3で、2着に逃げ粘った鶴以下に4車身の差を付けて圧勝した。この優勝で嵯峨は、6月武雄FⅡモーニング7、西武園FⅡミッドナイトに続き3場所連続完全優勝を達成し、7月4日付でS級2班へ特別昇級した。精鋭軍団の113期勢らしく嵯峨は、15年国民体育大会ケイリン3位など、高校時代には主にケイリン、チームスプリントで活躍した逸材。1月にチャレンジから特別昇班を果たすと、1・2班戦ではコンスタントに上がり11秒台を叩き出す快速ぶりを発揮して12場所で9Vを飾る大活躍。デビューから1年でS級へと挑戦することとなった。なお、3場所連続完全優勝達成での特別昇級は山田諒(岐阜・113期)が6月26日に岸和田競輪場で達成したばかりで、今年早くも11人目の記録。113期勢では実に10人目の特別昇級となる(6月取手でのレインボーカップA級ファイナルで優勝して特別昇級した小林泰生(群馬)を加えると11人目)。

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