banknews

2019年10月13日

高橋晋也が20連勝で115期勢最初のS級戦士に

 10月12日開催の別府FⅠ最終日第10レース・A級決勝に出走した高橋晋也(福島・115期)が、谷口遼平(三重・103期)に併走されて4番手内に詰まる苦しい態勢から7番手まで引いた最終2コーナー入り口ですかさずまくり発進。けん制する谷口、3番手からまくる松岡晋乃介(岐阜・100期)、さらに逃げた薦田将伍(愛媛・113期)の番手からタテに踏み込む大久保直也(徳島・85期)をゴール前でまとめて飲み込んで1着を奪った。この優勝で高橋は、9月川崎FⅡナイター、同月松戸FⅡに続き3場所連続完全優勝を達成し、10月12日付でS級2班へ特別昇級した。
 高橋は、ナショナルチームのBチームで、ブノワ(トラック短距離ヘッドコーチ)の指導を受けてトレーニングしている将来のスター候補。7月にデビューすると、4場所でチャレンジを卒業。そして、1・2班戦では負けなしのまま、S級特別昇級を懸けて10月西武園に出走するも、連勝で勝ち上がった決勝がシステム障害により中止打ち切りとなる憂き目に。しかし、気持ちを切らすことなく、続く同月別府でA級トップクラスの機動型の谷口らを破って完全優勝し、115期勢では最初のS級戦士となった。なお、3場所連続完全優勝達成での特別昇級は佐伯辰哉(広島・109期)が9月11日に岐阜競輪場で達成して以来で、今年早くも14人目の記録となる。

ページトップへ