不撓不屈・ボスの自転車人生

不撓不屈・ボスの自転車人生

後閑 信一 後閑 信一 ごかん しんいち 元競輪選手  平成2年4月に65期生としてデビュー。落車による大ケガや数々の困難を不撓不屈の精神で克服。第46回競輪祭、第15回寛仁親王牌、第56回オールスターとG1で3V。面倒見いい親分肌と風貌から〝ボス″と称された。平成30年1月引退。通算成績は2158戦551勝、2着311回、3着255回。

第44回 負ける気しなかった京都国体  2018年12月22日

 京都国体少年の部、スプリントのトーナメントは1、2回戦と順調に勝ち進み、準々決勝と油断せず戦いました。強かったのはいずれ同期となる海田和裕選手と高田誠選手、そして競輪選手にはならなかったが、準決勝で戦った京都府立命館高校の高橋隆晃選手は特に手強かった!高橋選手は明石インハイの優勝者!ギヤは48×14を踏みこなしパワーある乗りっぷり!準決勝では早めに仕掛けられて5車身くらい引き離される場面もありました。49×15の軽いギヤで俺は必死に追いかけ、ゴール前で追い付き差し切り。インハイ覇者を破って決勝戦へ進出。そのレースで更に自信を深め、優勝を確信した事を今でも鮮明に覚えています。決勝は長野県・佐藤佑樹選手と戦いました。完全にゾーンに入っていた俺は2―0のストレート勝ち!念願の国体を優勝する事が出来ました。予選のハロンから1番時計でトーナメントも負け無しのストレート勝ち。誰にも負ける気がしませんでした。
 ほかの種目では千mTTの優勝は当時、和歌山県・賀代茂雄選手(65期)、2位京都府・山本真矢選手(65期)。4千m速度競走は優勝が茨城県・朝秀忠選手(68期)、京都府・武田哲二選手(65期)が2位。そして青年の部では千mTT優勝者はご存知、石川県・小嶋敬二選手(74期)、スプリントは滋賀県・三和英樹選手(69期)でした。トップクラスで活躍している選手は、アマチュア時代から活躍していました。話は戻りますが、俺はこの京都国体の優勝で競輪学校を技能免除の権利を得ました。

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