宇佐見裕輝選手福島Ａ級１班プロフィールスポット・インタビュー｜　当たる競輪（けいりん・KEIRIN）無料予想はエンジョイ

　今期からＳ級挑戦がはじまった。デビュー戦となった１月立川記念では「ピリピリ感」を味わいながらも一次予選を突破。３戦目の２月高松記念の一次予選では逃げ切りでＳ級初勝利も挙げた。
　昨年後期は優勝６回。Ａ級終盤の成績を考えれば、Ｓ級に上がってからの活躍もうなずける。しかし、２年前の宇佐見は２班とチャレンジの昇降班を繰り返す選手だった。急浮上のきっかけとなったのは一昨年７月の鎖骨骨折だ。
　「ちょうど周りの目も気にしはじめた頃だったし、このままじゃダメだと思った。今まではなあなあでやってたけど、（飯野）祐太さんの『このままでいいのか？』って、ひと言も大きかった」
　そこからは練習方法も見直し、バンク合宿などにも積極的に参加した。昨年の３月には１・２班戦初優勝。助言をした飯野祐太は当然の変化だったと話す。
　「乗り方がきれいだなとは昔から思ってたし、力を出し切れてないのがもったいないなって。それが怪我をしてから雰囲気が変わった感じはあった。俺のひと言なんですか？　よく覚えてないけど、俺がやる気スイッチを押したことにしといてください（笑）」
　トップ選手と対戦することも一緒に開催を過ごすことも宇佐見にとって今までにない貴重な経験だ。「Ｓ級では他県の先輩と話す機会も増えたし、色んな人からアドバイスをもらえる。それを生かして上のレースでも自力で戦える選手になりたい」。昇級までに時間はかかったが、Ｓ級は順調な滑り出し。内容も結果も追及する走りで、どん欲に上を目指す。　（音無）

2018年12月26日更新

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