布居光選手和歌山Ｌ級１班プロフィールスポット・インタビュー｜　当たる競輪（けいりん・KEIRIN）無料予想はエンジョイ

　「初日は自分のなかではすごく良いレースができたんですけど、４日制ということでケアはしっかりしていたんですけど、疲れが残ってしまった。それで２日目以降はなかなか良いレースができなくて、先行するだけになってしまった」
　８月京王閣Ｇ３を着。２日目以降は大きな着が続いた。しかしながら、予選１は得意の先行で、強風のなか２着に粘り込みをみせた。
　「これまでは全力で踏んでるだけの先行しかできなかったけれど、先行していくうちに相手がまくりに来るタイミングもなんとなくわかってきた。緩急のつけ方がだんだんわかってきた。それで今は先行しても最後まで粘り込めるレースが徐々に増えてきた」
　３月高知の最終日に初勝利を手にすると、今年すでに４勝。近況は一般戦での連対だけでなく、予選での確定板入りも増えつつある。そんな布居光は、練習にも変化が出てきたようだ。
　「初勝利をするまでは父（寛幸）の指導を受けたいと思っていて、今年３月の高知でやっと初勝利ができた。それまでは家族で一緒に練習をしていたんですが、今はバンクに入って椎木尾拓哉さんや、稲毛健太さん、石塚輪太郎さん、南潤さんたちや若手選手、アマチュアとも一緒に練習するようになりました。男子に混ざって練習をしています。バンクに入って家族以外と練習をすると、スイッチも入って頑張らなきゃと思えるので、それがプラスに働いていると思います。ミッドナイトの翌日であったとしても朝から練習をするくらい、今は毎日濃密な練習ができています」
　練習の成果が出始めた今期は、７月高松で着で１年半ぶりの決勝進出。一時は44点台まで落としていた競走得点を48点台まで上げてきた。
　「まずは競走得点が２期連続で47点を下回ってしまっているから、今期は最初から点数を少しでも上げていきたいと思っています。前期まで先行していた分、今期は良いスタートが切れているので、この後もこの調子でいきたい。しばらくは先行基本の自力で戦っていきたいと思ってます。自分でペースを作って主導権を握る競走の方が戦いやすい。人のペースになってしまうと力んでしまうことが多いので、それだったら今の戦法の方が自分に合っているのかなと思ってます」
　まずは代謝の危機を乗り越えて、持ち味を生かした競走で上位との力差を少しずつ埋めていく。

2023年8月27日更新

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