梅田加津也選手神奈川Ａ級２班プロフィールスポット・インタビュー｜　当たる競輪（けいりん・KEIRIN）無料予想はエンジョイ

　今期は苦戦が続き競走得点が低迷。来々期はチャレンジへの降班の危機にひんしていたが、６月の青森と小倉での勝負駆けに成功しＡ級１、２班戦の点数を確保した。
　「昨年11月の前橋で落車して、その時に以前痛めていたろっ骨をまた痛めてしまった。エースフレームも壊れてしまったし成績が下降した。点数的にいよいよヤバそうだったけど、チャレンジに落ちたらすぐに特班すればいいし、力を出し切るレースをしようと思ったら、それが逆に結果に結びついた。少し小さいレースをしてしまった時もあるので、これからはラインを意識する走りを心掛けたい」
　好調の要因は練習環境の変化も影響している。
　「６月から立川で高木（隆弘）さんや北井（佑季）さんと練習させてもらっている。川崎のバンクが使えなくて街道練習がメインだったので、バンクでの走り方を忘れていた。一流の選手とバンクで練習をするようになって成果が出てきた。（６月の）小倉の最終日は先行していいタイムで走れたし手応えがあった」
　同期の活躍も梅田加津也の原動力となっている。
　「一昨年のレインボーカップで２着に入ってＡ級１、２班戦に上がれたけど、その時に一緒に走っていた北井さん、窪木（一茂）さん、渡口（勝成）君はもうＳ級に上がっている。北井さんは一線級を相手に結果を残しているし本当にすごい。自分だけ取り残された感じだし、Ａ級１、２班戦でも活躍できていない。自分も同じ舞台に立ちたい」
　来期は自身初のＳ級点確保を目指し弱点克服を図る。
　「一発は踏めるけど、脚を使ってからのレースが課題。先行でも自分のペースで踏めばやれる。ペースを乱されて自分のタイミングで踏めないとダメな時が多い。Ｓ級に上がったら単純なまくりやカマシだけでは通用しないし、いろいろな戦法を使えるようにしたい。本来は力で勝負するより位置を取ってからのまくりとかが得意だし、将来は郡司（浩平）さんのようなオールラウンダーになりたい。そのためにも今は積み重ねの時期だと思って、しっかり競輪をやっていきたい」
　Ｓ級昇級へ向けてここが正念場。このまま好調をキープして力を出し切れば、Ｓ級戦士への仲間入りを果たせるはずだ。

2023年6月28日更新

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