吉田晏生 選手 スポット・インタビュー
カッコイイ走りを目指して

身長191㎝と輪界では加賀山淳(千葉・94期)に次ぐ長身レーサー。昨年4月に文字通りの大型新人としてデビューを果たし、チャレンジ戦での1年を経て自身でも成長を実感じている。
「養成所時代に比べれば脚力が上がっているのはもちろん、日ごろの食生活や体のメンテンナンスもしっかりするようになったし、自分で練習を考えたりできるようになった。しっかりプロ意識を持ててるってことですかね。レースでも最初のころは焦って赤板から押さえて失敗することも多かったけど、最近は落ち着いて走れるようになってきた」
レーススタイルは地脚を生かした先行基本の競走。だが人気を背負うことも増え、近況は思うような走りができないことも多い。
「前と違って人気になることが多いし、先行したくてもできない時や、人気に応えなきゃと思ってまくりになることも多い。本当は同期の3分戦とかでも、突っ張って逃げ切れるぐらいの走りができればカッコイイんですけどね」
その中でもしっかり結果を残し、直近は4月の四日市、函館と2場所連続完全V。次回は特別昇班がかかるシリーズを迎える。
「予選と準決はラインを連れ込む走りをしたいと思っている。8連勝で決勝までいければさすがにどうなるかわからないけど、格好良く(特別昇班を)決めたい気持ちはある。どちらにせよ来期はA級2班に上がれるし、まくりで不発っていうのが一番格好悪いから、単騎じゃなくてラインができれば先行する強気の走りを見せたい」
先日、行われた日本選手権(ダービー)の決勝。平原康多(埼玉・87期)が約2年半ぶりのG1制覇を果たし、同県の後輩である吉田晏生の心を震わせた。
「自分は大宮がホームバンクで平原さんは西武園がメイン。練習も一緒にやったことはないし、あいさつをするぐらい。でも直接の関わりがなくても、回り回って平原さんの考え方や取り組み方は耳に入る。ダービーの決勝は見ていて涙が出ました。今は関東勢が盛り上がっているし自分も頑張りたい」
競輪は自転車との一体感が求められる競技。高身長というのは決してアドバンテージとは言えないが、類まれなる体格を最大限に生かし"カッコイイ走り"を追い求めていく。