佐藤幸治選手長崎Ｓ級１班プロフィールスポット・インタビュー｜　当たる競輪（けいりん・KEIRIN）無料予想はエンジョイ

　今期から１年半ぶりにＳ級に復帰した。初戦の岐阜でいきなり決勝進出すると、弥彦記念では「感じはかなりいい」という前検日の言葉どおりシリーズ３連対。切れ味鋭いまくりを武器に滑り出しは上々だ。
　07年７月にデビューすると順調にランクを上げて２年後には早々とＳ級に上がった。１班にこそ上がれなかったが、Ｓ級でも着実に経験を積んでいた佐藤をアクシデントが襲ったのは13年２月の西武園だった。準決勝で落車すると肩鎖関節を痛め、半年間の長期欠場。復帰後は大ギア化に悩まされた。
　「周りに合わせるように僕もギアを上げたけどダメだった。自転車を換えたり、ウエイトを取り入れたり色々やったけど、重いものは重いままで…」
　昨年１月にＡ級に落ちると同時にギア規制がかかる。これが不振におちいっていた佐藤にとって大きかった。
　「規制がかかってからウエイトの効果が出始めた。体の切れもよくなって、レースも見えるようになった。Ａ級での成績があるからＳ級でも自信を持って走れてる」
　そして佐藤が復調を遂げたもうひとつの理由が練習の変化だ。
　「４年前に長崎に移籍した。秋田では街道練習ばかりで、あまりバンクには入らなかったけど、長崎に来てからはひんぱんにバンクに入るようになった。バンク練習はスピード感も違うし、コーナーが踏めるようになってきたと思う」
　弥彦の二次予選では吉田拓と対戦した。９着には敗れたが、「惜しかった」と吉田に真っ向勝負を挑み、あわやの場面を作った。
　「気になる点はそんなにない。あとは流れに応じた対応能力ですね。戻ったからにはもちろん１班になりたいし、そろそろＳ級でも優勝したい。特別競輪も走ってみたいですね」
　大きな目標を胸に、Ｓ級で再スタートを切った佐藤の今後に期待したい。　　　　（音無）

2019年1月18日更新

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