気合乗ってる鈴木裕が、人気に応える

　豊橋のF１を１１４着。3鈴木鈴木の前回成績の上っ面だけを覗けば、なんてことはないがその内訳はまくり、追い込み、仕掛け遅れ。3鈴木鈴木にしては積極性を欠いた“らしく”ない内容だ。その辺りを意識しながらも、3鈴木鈴木がいつものように快活に口を開く。
　「自分のタイミングで行けてない。わかってはいるんですけど。勝ちたいっていう意識が強いんですかね」と、分析。
　Ｓ級２班のために予選まわりを余儀なくされ、初日はいつもどおり指定席の予選のトリ。人気は確実なだけに3鈴木鈴木が今シリーズも、近況どおりに勝ちに徹した遅めの仕掛けがあるのか。それがこのレースのポイントだろう。
　「落ち着いちゃっているんですよね。そこも気持ちひとつだと思うんで。今回は盛り上げてから来ました。試行錯誤ですけど、それがいい方に出てくれれば。（脚は）仕上がっているんで」
　メンタル面でひと工夫を凝らした3鈴木鈴木は、気合十分。初日からエンジン全開、前回のようにタイミングを逸する可能性は低い。ならば、メンバーを見るなり「絶好調」と言ってニヤリと笑った7海野海野の交わしも互角。いずれにしても、両者のマッチレースとみる。