川村晃がＧ1仕様の勝負ギア

　初日特選では大差のシンガリに沈んだ3川村川村。最終ホームでの中村浩士の強烈な一発で、スピードをそがれて出切れずじまい。寛仁親王牌で初のＧ１ファイナルへとコマを進めた反動が、メンタル、フィジカルの両面に大きな影を落としたように思われた。
　「立て直してから早めに仕掛ければ、なんとかなるかと思ったんでけど…。中村君のブロックが効きました。仕方がない」と、初日を振り返りながら、3川村川村がギアをチェンジする。
　「前回（寛仁親王牌）のギアから初日は４回転にしたんです。（前のギアを）２枚落としてスカスカしたんで、明日（２日目）は戻して４．１５にします」
　ギアを踏める手応えを感じたのか、Ｇ１仕様のギアに戻した3川村川村。“たら、れば”になるが初日から４．１５なら、結果は違っていた可能性も…。
　仕切りなおしの２次予選で、ギアの破壊力と持ち前のパワーをきっちりと証明してみせる。