古豪・金山栄が魅せる

　あと一歩で押し切りはならなかったが、5金山の凄味が存分に発揮された初日特選。長らく徹底先行で鳴らしたのはダテではない。九州ラインをけん引する宮本龍の仕掛けが中途半端とみると、容赦のない突っ張り先行。最後は大谷靖のまくりに屈したとはいえ、思わず拍手を送りたくなるレースだった。さて、初日にあのレースを見せられたら狙わない訳にいかないだろう。マーク食い下がる2吉村とのワンツー決着に期待する。乱せば3田中。初日は遅めの仕掛けだったが、一気の加速でゴール前抜け出した脚勢を見ても、前走落車の影響はなさそう。間隙を突いての一発は十分。一方、8岡崎は気持ちの良い先行を見せてくれるが、ここではやはり一格落ちる感は拭えない。