山本恵が別線制圧

　初日特選で圧巻の逃げ切りを飾った2山本のレースには、検車場でテレビ観戦の選手たちからも感嘆の声が上がった。しかしながら、当の2山本本人はラインの荒澤貴史との息が合わずに反省しきりとなった。
　「後ろを連れていくのが自分の仕事なんで、ああいうところはヘタクソですね…」
　先を見据えながらこう振り返った2山本の準決は、1冨尾、6峰重とまずまず骨っぽいメンバーがそろった。それでも番手を回る5藤田もしっかりしているだけに、初日同様に積極的な仕掛けから、ここも後続をシャットアウトする。