夢車券を買おう！

　競輪新聞『赤競』に、「夢車券」というコーナーがあり、その欄でも推奨させてもらったのが8佐野だ。

　ここは実に難しいレースだ。
まず関東勢は3金子－4柿澤とタテ型で並び、どういう組み立てをしていくかの思惑が読めない。
タイトルホルダーである1海老根が、戦法が定まらず、しかも準決勝で4柿澤を使っての番手まくりだったにも関わらず、車が重いようだった。
　5小林にしても、関東勢の分断策にでようものなら、さすがに1海老根や2布居のまくり頃をつくるだけで…と作戦が定められないだろう。

　そこで大混戦強い8佐野が狙いなのだ。しかも惰性をもらう展開は大好物？で、最近は人の後ろで白星を結構挙げているのだ。
２日目にしても、最後は自らまくりあげて勝利しており、要は、タテ脚は錆びるどころか、冴え渡っている。

　人気が割れそうだからこそ、スジ違い決着は大いに配当がつくだろうし、2布居を寸前差ししただけの車券でも妙味があろう。