お膳立て整った谷田泰

　特選に続き目標を得ての競走となった1谷田。特選は今藤康と呼吸が合わなかった上に、今藤が思いのほか消極的な競走だったので連係を実らせることは出来なかったが、これでもかと目標まで付けてもらえるうちが花。準決こそ7長尾に乗ってしっかり決めてもらいたい。１カ月のあっせん停止の後、降級一戦目となった前走の惨状は忘れよう。格上の意地を発揮だ。相手も7長尾が一番手。初日予選。二角まくりで、マークの渡会宏を一瞬にして置き去りにした脚は本物だ。もしや1谷田も踏み出しで切れちゃうかもという不安まで抱かせる。1谷田と7長尾の呼吸が乱れた時に出番なのが、9飯塚―2大久保の九州勢、そして目下注目の8志水だ。ここ２場所乱調で特選もまるで見所の無かった9飯塚よりも、むしろ8志水の方が怖いかも。予選はナチュラルに付きバテしたマーク秋山智の想像を絶する駄目さ加減に泣かされたが、準決で連係する4徳丸はそこまで酷くはないはず。予選も地元の佐野洋を精一杯かばった結果だし。当て馬にされた怒りをぶつけて欲しい。