乱戦制するのは内村竜

　細切れの乱戦。はっきり言ってまともなラインでの決着はほぼなさそうだ。中でも動きの良さなら1内村だろう。予選はまくり合戦を制して志水祐らを破ったし、Ｖ候補筆頭の藤井栄相手に先行で真っ向勝負を挑んだ準決の内容も申し分なかった。後ろはあまりに頼りないが、そんなことは気にせず、得意のまくりで混戦を一刀両断だ。相手だが、6志村は切らしてもらう。ハコがあっても無理だろう、きっと。追い込みで結果を出すイメージはまるでわかない。素直に力で5谷田ー7渡会と、忘れた頃に穴を出すまだまだしぶとい3中武との絡みを狙う。5谷田はようやく本来の自力に戻っての一戦だ。内を突いてきた志水祐にやられた準決の悔しさを最後に晴らすかも。もしラインで決まるとしたらやはり中部勢ということにもなりそう。一方、2中村はかつてのバンバンまくってた頃のイメージはすっかり薄れてきたが、予選３着を見てもまだタテ脚は侮れない。あえて軽視したが、どうなるか。