榊原洋が何でもやる

　準決勝のメンバーを見た5榊原は思案顔。1龍門も当然、先輩の前で頑張るつもりだったが、結論は5榊原が「前でやる」になった。「ライン２車だし、龍門君が無理に駆けてもね。このメンバーなら自分でやれそう」。1龍門が最内枠で初手は好きな位置から組み立てられる。７車立てなら運悪く後方に置かれないかぎり大丈夫という自信の表れでもあるだろう。
　初日特選は「２分戦で来るとは思わなかった」と西田大後位を3中島に競りこまれて苦戦したが、状態に問題はない。「今日来られてるし」と7窓場の番手も考えたが、コメントで位置を決めることは避けた。そして最後に「カマしたら決まりそうだな」と意味深な発言も。となれば答えはこうだ。基本は4佐藤を駆けさせて、中団からまくり狙い。緩めばカマシ、そして7窓場が主導権なら番手。車券ではこの考えられるケースに対応して勝負する。