奥井迪が負けない

　初日を「ギリギリでした」と振り返る3奥井だが、後ろに田中まいがはまる展開を力ではねのけた3奥井の実力は本物だ。ナショナルチームで活躍する小林優や石井貴の活躍ばかりが取りあげられるが、１０６回生では3奥井が一番の注目株だと思っている。ミッドナイトケイリン参戦は青森に続いて２回目。「初めてのときよりは体もいい」。慣れない時間帯の競走にもしっかりと対応している点も強みだ。
　ここも3奥井の先行一車といっていいメンバー構成。初日に小林優の後ろを狙ったように6重光は3奥井の後ろを狙ってきそうだし、車番がよくなった1門脇は虎視眈々と初日の再現を狙ってくるだろう。基本はこの２人での２着争い。３着には末脚確かな4野口が食い込んできそうで、そこだけは押さえておく。