地元の渡邉雄が中心

　予選は兄弟子（藤巻和）を背に別線を封じて人気に応えた1渡邉。初日１番の勝ち時計が示す通り、仕上がりは良好で、相手強化の準決でも好勝負。持ち味の機動力を発揮して風を切れば、幾度も踏み直し効かせて押し切るとみた。相手筆頭はキレ保つ7石川。初日特選は目標の斎藤宗が内に潜って不発だっただけに、展開が良くなかった。着は度外視していいだろう。頼もしい目標を得てガード役から、直線勝負だ。
　特選は新山の頑張りに応え、仕事して差し切っている2渡部もいるが、初日は番手という事もあり、前回りに転じる準決で相手が破竹の勢いある1渡邉だけに評価は下げた。ただ、戦歴は上位なだけに、直線迫る場面も。