地元３割増で諸橋愛

地元の4諸橋が念願のＧⅠファイナルの舞台へ闘志を燃やす。準決勝は目標にした天田裕輝が不発に終わる非常事態も、的確な判断で内をすくいＳ級Ｓ班の村上博幸をどかして、松岡健介の番手を奪うファインプレー。松岡のまくりを必死に追走して、準決勝へのチケットをゲットした。
　「普段からイメージしているからね。最後は脚を使っていたし、2中川君に抜かれたのは仕方がない。準決勝は1武田さんの番手になり、これ以上の条件はない。最後の直線までは後輪を見て走るだけ。ここが勝負!!」とシリーズの山場と自覚。別線に徹底先行タイプが不在となれば、誰よりも強い責任感、使命感を持っている1武田は先行策まで十分。大胆に4諸橋の差し切りを本線にしたい。