無風が叶う？！

　２日目のオリオン賞では目標の渡辺一成に離れてしまった9山崎だが、「内に差し込んでいるときに踏まれてしまって…」と状態面での不覚ではないことを強調。２予突破へ意欲を見せる。「5新田君のダッシュは凄いからとにかく離れないように」と控えめなコメントだが、その目は自信に満ち溢れているようにも見える。5新田と9山崎は４月防府の共同通信社杯でもワンツーを決めておりビック戦線での実績も十分。そして今年すでにタイトルをゲットしている２人はグランプリでも連係が決まっているだけに、大舞台で連係するチャンスを決して無駄にはしない。　
　前を走る5新田も軌道修正を誓う。「初日は残念だったけど、一日ゆっくり休んだので」と気持ちの切り替えはすでに済んでおり２予突破へ集中。「細切れ戦ですか？　3川村さんもいるけどこれは粘りもありそうだな。考えて走ります」と地元の6小埜が「何でもする」とヤケで飛び付きを狙っていることを知っているかのコメントなら後ろは競らせずに仕掛けるだろう。5新田が9山崎を気遣って仕掛ける展開なら差し目が何よりも魅力だ！！