もう一度、宮越孝で

　節目の３００勝をかけて初日に臨んだ4宮越だったが、任せた北野良は上野真の抵抗にあって不発。そこから自力に転じたが、今度は5齊藤に番手から出られ４着に終わった。
　「まさか一緒に出てくるとは思わなかった」と、4宮越は思わぬレース展開を振り返っていたが、状態は問題ない。
　予選で機動型が次々と敗退し、準決勝は自力で戦うことになったが、4宮越は全く意に介さない。「こういうメンバーのほうがやりやすいかなと思ってた。先行基本で。後ろ攻めがいい」。点数上位とはいえ9小川も1岡村も機動型ではない。押さえてペースに持ち込めれば勝てると踏んでの発言だろう。
　幸い9小川の後ろは競り。まくられても後ろが離れてくる可能性は高い。とはいえ、まずは別線にまくらせないのが第一。「準決勝で決められたら格好いいですね」なら、4宮越が期待に応えてくれるはずだ。