混戦に強い

初日は鋭いまくり、準決勝で突っ張り先行を見せたりと多彩な戦法で連対した9深谷が復活の気配。秘める力は最上位だけに、本調子と見ればたやすくは倒せない。が、地元勢は４人が勝ち上がり結束。1石井が「去年の大垣記念を取らせてもらったし、今度は俺が頑張る番」と8近藤の前で奮起。9深谷と1石井で壮絶な踏み合いになれば、前団は大混戦。番手不慣れな8近藤が自ら仕掛けるタイミングを失うことも。
　ならばで台頭するのは近畿勢。準決勝で山本伸一を足場に決勝の切符を掴んだ3松岡が「気持ちは嬉しかった。決勝で頑張らないと」と後輩の分も気を引き締めただけに、仕掛け所は逃さないはず。「去年の千葉記念で落車した思い出を払拭するためにも優勝したいですね」と優勝への気持ちは強い7稲川がＶ獲りだ。