スピードスター

　直前に行われた北日本の地区プロで新田祐大を破って１kmタイムトライアルで優勝した3早坂。同じ競技用のフレームを使用して行われるケイリンエボリューションで負けるわけにはいかないだろう。
　「もちろん１着じゃないと意味がないと思っているし負けられない」と3早坂が早くも勝利宣言。ナショナル仕込みのダッシュでライバル達を置き去りにする。
　「競輪ならラインがあるから先行して３着でも良いって思えるけど、競技のケイリンは違う。先行しないといけないってわけじゃないと思うし、とにかく結果を」と内容はともかく、結果を出すのみ。
　焦点は２着争いで不気味なのが4原だ。「先月の落車の影響はもうないし状態も上向いていますね。ダッシュ戦は得意だし、今年の四国の地区プロは来月だけど、昨年はスプリントで１位（2高原が２位）でした。3早坂君と隣の枠なのもチャンスあると思うし、まずはその後ろ辺りからレースを進めてしっかりと前に踏み込めれば」と不敵な笑みを浮かべていた。