• 防府競輪場国際自転車トラック競技支援3/15〜3/17

後記 GⅢ 防府 03/15 国際自転車トラック競技支援競輪ガールズケイリン用

佐藤水が逃げ切りV

佐藤水菜

佐藤水菜

 実力者が順調に勝ち上がったガールズケイリンの決勝戦は佐藤水菜が会心の逃げ切りを決めた。打鐘から一気に踏み込んでライバルたちを完封した。
 「自分の力を信じて、強い気持ちで走りました。今回はメンバーがよくて、それで勝てたのはよかったです。1周半行って、逃げ切れたのは自信になります。最後に内を空けてしまって、(大久保花梨に)来られてしまったのは反省です。でも、余裕はありました」
 これで今年の優勝は5回目。昨年の回数に早くも並んだ。進化を続ける佐藤の勢いはしばらく止まりそうにない。
 前受けから佐藤の後位に飛び付いた大久保花梨は最後に内から抜きにいったが、交わせなかった。
 「前々にいこうとは決めてました。(佐藤が)すごい勢いで来たんで、飛び付きました。ゴチャついたんですけど、そこは焦らずにいけました。内がめちゃくちゃ重くて、人の後なのに自力かと思うくらい重かったです」
 長澤彩は大久保との外併走を耐えながら踏み込んだが、佐藤に力負けの3着。
 「(佐藤)水菜ちゃんが行ったので、併走になっても我慢しようと。あそこから仕掛けて行ければよかったんですけど、強かったです。乗り越えたかったですね」
 人気の高木真備は前団の混戦を後方からまくり上げたが、不発に終わった。
 「みんなでやり合っていたので、待ってから行こうと思いました。まくり切れると思ったんですけどね。反省です。また練習します」

Race Playback

レース経過

誘導員 : 阿部充宏

 号砲で大久保花梨が出て前受け態勢。以下の隊列も向井円、高木真備、長澤彩、内村舞織、白井美早子ですぐに定まり、どこにも入れなかった佐藤水菜が最後方で周回。 赤板3コーナーで内村が上がるが、追って佐藤も動く。内村、佐藤で、中団外で併走の後、2コーナーを立ち直ったところから佐藤が発進。これに反応した長澤が佐藤に続くが、誘導を切って待ち構えていた大久保と2番手で併走になる。3番手もイン向井、アウト内村で併走。一方、打鐘3コーナーで出切って先行態勢に入った佐藤はグングンとペース上げていく。2コーナー4番手から高木がまくり、バックからは長澤も踏み出すが、合わせ切った佐藤が先頭で直線へ。最後は大久保が内をすくってくるが、こらえた佐藤が押し切った。

ページトップへ