検車場レポート
佐藤 水菜 神奈川 114期 |
実力者が順調に勝ち上がったガールズケイリンの決勝戦は佐藤水菜が会心の逃げ切りを決めた。打鐘から一気に踏み込んでライバルたちを完封した。
「自分の力を信じて、強い気持ちで走りました。今回はメンバーがよくて、それで勝てたのはよかったです。1周半行って、逃げ切れたのは自信になります。最後に内を空けてしまって、(大久保花梨に)来られてしまったのは反省です。でも、余裕はありました」
これで今年の優勝は5回目。昨年の回数に早くも並んだ。進化を続ける佐藤の勢いはしばらく止まりそうにない。
前受けから佐藤の後位に飛び付いた大久保花梨は最後に内から抜きにいったが、交わせなかった。
「前々にいこうとは決めてました。(佐藤が)すごい勢いで来たんで、飛び付きました。ゴチャついたんですけど、そこは焦らずにいけました。内がめちゃくちゃ重くて、人の後なのに自力かと思うくらい重かったです」
長澤彩は大久保との外併走を耐えながら踏み込んだが、佐藤に力負けの3着。
「(佐藤)水菜ちゃんが行ったので、併走になっても我慢しようと。あそこから仕掛けて行ければよかったんですけど、強かったです。乗り越えたかったですね」
人気の高木真備は前団の混戦を後方からまくり上げたが、不発に終わった。
「みんなでやり合っていたので、待ってから行こうと思いました。まくり切れると思ったんですけどね。反省です。また練習します」