• 9/26〜9/29
  • 岐阜競輪場開設77周年記念長良川鵜飼カップ

  • 9/26〜9/29

インサイドレポート・シリーズ総評

ピックアップ GⅢ 岐阜 09/26

齋木翔多の顔写真

齋木翔多

 父、幸二(62期、引退)も獲った岐阜記念を、地元勢としては永井清史以来、16年ぶりに山口拳矢が制した。齋木翔多に中国勢の後ろを取られて、5番手に置かれる流れでもあったが、さすがの勝負センスでタイミングを逃すことなく鮮やかにまくった。21年に岐阜で行われた共同通信社杯でビッグ初制覇を遂げている山口は、岐阜でのG2、G3は手中に収めた。来年、8月のオールスターの開催場所は岐阜。9月30日の現時点の山口の獲得賞金ランクは9位。地元オールスターをS班で迎えるためには、残り2つのG1のどちらかで優勝か、熾烈な獲得賞金争いを勝ち抜いてグランプリ出場権をつかまなくてはならない。

 7車立ての前回の伊東ミッドナイトG3で準Vだった齋木翔多は、今シリーズを1233着。記念初の優出を遂げ、決勝は3着も「結果的には位置を取って、松浦(悠士)さん任せになってしまった」と、存在感をアピールしながらも唇をかんだ。8月にはオールスターでG1初出場、初勝利。キャリアハイにも満足することはない。

 「(決勝は)3番手をしっかりと取れたけど、3番手を取るだけのレースになってしまった。位置取りをしっかりとしたあとに、自力を出すっていうのが課題ですね。3番(山崎賢人)の後ろにすぐにスイッチしていれば良かったけど、(最終ホームの)ここで落ち着いてしまった。もっと上位に食い込むには、もっと自力をつけないと。(シリーズを通して)着だけなら(これだけの成績を取れて)デカすぎですね。(オールスターでG1を)経験して得るものも大きかった。考えることもあって、より一層頑張りたいっていう気持ちになった。F1では自力をしっかりと出してですね」

吉田有希の顔写真

吉田有希

 6月の地元、取手記念をラストに、7月から岐阜に移籍した吉田有希にとっては、今シリーズが岐阜に移籍して迎える初めての地元記念。それだけに気持ちが表れる走りでもった。一次予選は、突っ張り先行で川口公太朗とワンツーの2着。公太朗の弟、川口聖二を連れ込んでまくった二次予選で白星を挙げると、最終日は先行策で三谷将太を振り切った。

 「初日、2日目は先行しながらまくりも出て、結果が良かった。けど、3日目が不甲斐なかった。その分も今日(最終日)は、内容重視のレースをしようと。地元は思い入れがあるし、移籍してまだ3カ月なのに地元記念に呼んでもらって(ありがたかった)。最近のなかでは(感触も結果も)いい方だったと思います。(岐阜に移籍して)また一からということで、手探りの状態。競走もだけど、私生活ですね。(まだ慣れていないことも多いが)それは時間が解決してくると思います。自分は先行してナンボ。(中部の一員として)ここで骨をうずめる気持ちです」

青野将大の顔写真

青野将大

 一、二次予選を連勝の青野将大は、準決で山崎賢人のまくりに屈して5着。最終日も、シリーズ3度目の連係となった松谷秀幸を連れて先行策に出て、二次予選以外の3走はすべて最終バックを取って風を切った。まくりだった二次予選では白星も、自身はこうジャッジする。

 「(4日間)ある程度、いい走りはできたかなって思います。(最終日は)新田(祐大)さんとやり合って、8、9着でもっていう気持ちでした。先行がすべてではないけど、(まくりだった)二次予選は自分がやりたいレースではなかった。もともとまくりの方が得意だけど、先行あってのまくり。先行を基本にやっていかないと。(G1では)足りないですけど、(郡司浩平らの)後輩として前でガンガン引いていきたい。でも、迷惑を掛けてしまっている。いまの感じで後ろは回れないので、とにかく脚力をつけないと」

篠田幸希の顔写真

篠田幸希

 猿樂楓樹の先行をまくりでとらえた一次予選で弾みをつけた篠田幸希は、二次予選で岩井芯、山口拳矢、川口公太朗の地元トリオをまとめてまくりでのみ込んで連勝。しかしながら、3日目、最終日は続けて7着と尻すぼみの感もあり、課題をあげる。

 「脚的には良かったんですけど、戦術の面でまだまだです。単調だし、それが相手に読まれてしまっている。昔よりは良くはなっているけど、もっと勉強していかないと。(同県の先輩がワンツーだった共同通信社杯の決勝は)すごく刺激になったし、自分も続けるように。(7月のサマーナイトフェスティバル二次予選では)自分が(佐々木悠葵に)任せてもらったんですけど、(落車してしまって)ダメだった。しっかりと前を回してもらえるようにならないと」