松本貴の総合力が勝る

松本貴治 欠場
個性豊かなメンバーが揃った今シリーズ。中でも注目したいのは松本貴治だ。直近4カ月の勝率はおよそ3割で、昨年12月の松山記念を❶着で制し、今年1月の和歌山記念では❷着の準優勝。高いレベルで好結果を残し続けている。レース展開問わず、逃げやまくり、捌きもこなす万能さには定評があり、今節も縦横無尽な攻めで魅了してくれるだろう。
松本と同様にV争いに加わりそうなのが和田健太郎だ。年明け初戦となった伊東で初日に落車しており、その後は和歌山記念、立川と立て続けに欠場。状態面は気になるが、走る以上は持ち前の鋭い差し脚を披露するだろう。20年の競輪グランプリ覇者が底力を発揮して強敵撃破を目論む。
ガッツ溢れる走りが魅力的な小岩大介からも目は離せない。直近4カ月の3連対率は6割近く、車券の軸としては最適といえそう。シャープな差し脚が武器で、スピードを貰う展開での直線強襲は見ものだ。
そのほかにも長島大介や、成田和也、松岡辰泰など実力ある選手が多数参戦。混戦ムードが漂うシリーズを制すのは果たして誰か。