検車場レポート
渡部 哲男 愛媛 84期 |
松本貴治が打鐘の3コーナーで石塚輪太郎を叩く。3番手へ追い上げた植原琢也と石塚で併走となって最終ホームを通過。1コーナーで植原が落車すると、長島大介と杉本正隆も乗り上げてしまう。懸命に逃げた松本がバックを先頭で通過すると、4コーナーを絶好の番手で迎えた渡部哲男が直線で差し切った。
「作戦会議と違いましたね。あれだけ長い距離をよく行ってくれた。(松本君は)要所で踏んだり止めたりしてペース良く踏んでいた。後ろでガチャガチャやっているのは分かって、石塚君が取り切ったのも見えたけど、気づいたら松岡さんが来ていた。最後はあんまり締めたら自分も絡んでしまうなって思ったから、締めながらタテに踏みました。風も出ていたのでそこまで軽い感じはしなかった」
逃げた松本貴治が懸命に踏み直して2着に粘り込んだ。
「めちゃきつかったです。最後は脚が止まっていました。もうちょっとスピードが欲しいですね。後ろ(3番手以降)がもつれているのは知らなかった。周回中から脚が軽かったので、もっと楽にゴールできたと思ったけど長い距離を踏んだ分、最後は脚にキテいました」