検車場レポート
鷲田 佳史 福井 88期 |
正攻法の寺崎浩平が打鐘手前で上昇してきた長尾拳太を突っ張りそのままペースを上げる。最終ホームを一本棒で通過すると最終バックでも誰も仕掛けられず、絶好展開を迎えた鷲田佳史がゴール前で差し切った。
「赤板から腹を括っている感じでしたね。風もあったので、タイムは出ていないと思う。バンクコンディションの関係もあるので。カカり自体は安心感があった。最後は地元だからこその力が出た。土日じゃないのに、凄いお客さんで声援もあって、この1日だけは喜びたい。実は13年振りの地元記念なので。明日が大事。もう一回(寺崎と)一緒に走れるように」
寺崎浩平は別線を完封する突っ張り先行で魅せると師匠とワンツーを決めた。
「後ろが切って早めの巻き返しと思ったら、こなくて、突っ張ろうと。距離も行ける距離だったし、脚も軽い感じがしていた。バンクは重くなく、軽く感じた。サマーナイトの方が重く感じたので。後ろが師匠で初連係でワンツーを決められて良かった。思った通りの展開ではなかったけど、仕事ができて良かった。手応えは良い感触でいけたと思う。地元であんなにお客さんがいるのは初めてで、声援があるのは有難い。声援が聞こえて力になりました」