検車場レポート
和田 真久留 神奈川 99期 |
新山響平を阻んで赤板で出た地元の蕗澤鴻太郎が、全開で飛ばして主導権を譲らない。3番手に飛び付いた松浦悠士が浮いた新山を張ると、佐藤慎太郎がすくって関東後位に切り替える。松浦が4番手になって、後方の和田真久留は最終1コーナーからまくり上げる。番手まくりの鈴木竜士、松浦を和田がスピードの違いでのみ込んだ。
「仕掛けるべきところが難しかった。なんとか1着だけど、ベストは松谷(秀幸)さんとワンツーなんで。そういうの(腰痛の不安など)はスッキリして練習ができたんで、自信をもってと思っていた。(12日が中止順延の)特殊な日程ですけど、そこも生かせるように」
打鐘手前で佐藤に内を行かれた松浦悠士だったが、立て直すと最終2コーナー手前から仕掛ける。番手まくりで応戦する鈴木との踏み合いを制して2着。松浦が大粒の汗をぬぐう。
「自分のスタイルで前々に攻めてと思っていた。(佐藤)慎太郎さんにすくわれて、着が悪くなりかけたけど。そのあと自分で仕掛けていけた。デキもいいし、納得のレースができた。あとは1着だったら良かった。12日は休養できるし、(ローズカップ進出で)いい方向にいっている。(体力的にも1日の休みで)回復しそうな感じですね」