３年連続となる６日制のナイターシリーズ

　KEIRINグランプリ2020出場を賭けた最後の戦いが今年も小倉競輪場を舞台に、11月18（水）から23日（月・祝日）の6日間に渡って開催される。昨年は松浦悠士（広島・98期）が悲願のG1初タイトルを手にした舞台で、今年も大いに活躍が期待されるだろう。打倒ナショナルチームを目標に掲げて6日間を戦い抜く。先日発表された9月21日付けの賞金ランキングを見てもわかるように、今年の賞金争いは例年以上に激しさを増している。ナショナルチームに所属し、東京五輪の日本代表にも内定している新田祐大（福島・90期）は現状まさかの25位。伊東競輪場で行われた共同通信社杯を制した中本匠栄（熊本・97期）は12位まで食い込んできた。今年こそはとS班の仲間入りを目指している山田英明（佐賀・89期）は当落線上のボーダーとなる8位と、最後まで気の抜けない戦いがつづくだろう。

　第62回朝日新聞社杯競輪祭と並行して行われるのがガールズグランプリ2020トライアルシリーズ。こちらは前半の18日（水）から20日（金）までの3日間に渡って行われる。昨年のガールズグランプリ覇者の女王・児玉碧衣（福岡・108期）はグループAに入り、9月21日付けの賞金ランキング1位の高木真備（東京・106期）はグループBとなった。このグループBは昨年と同様に一発勝負に駆けている小林優香（福岡・106期）や今年からナショナルチーム入りを果たした梅川風子（東京・112期）ら強豪がひしめくグループで、予選1走目から目が離せないだろう。