10月2日からスタート ~千葉JPFドーム~

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松山智一氏がデザインしたトロフィーを挟んで抱負を語る脇本雄太(写真左)と新田祐大
新しい自転車トラックトーナメント

 千葉競輪場のリニューアル事業として行われ、競輪場の跡地に新設された「千葉JPFドーム」で10月2日から開催が始まる「PIST6 Championship(ピストシックス チャンピオンシップ)」の開幕発表会見が、9月8日に都内で行われた。「PIST6 Championship(ピストシックス チャンピオンシップ)」は、国際基準のルールに基づく自転車トラックトーナメント。トラック競技のケイリン種目に準拠した公営競技として、レースが行われる。
 千葉市から包括委託を受けている(株)JPFの渡辺俊太郎代表取締役は「競輪選手のステイタスを向上させ、子どもたちが憧れるケイリンの世界をつくっていく」と、国内では3例目となる国際基準の木製トラックで繰り広げられる自転車トラックトーナメントの意義を熱く語った。また、6車立ての12レース制、昼夜2部制により、選手が1日2走。土日を中心とした日程で、年間100日の開催が予定されていると(株)JPFと(株)ミクシィによる合弁会社の(株)PIST6の鈴木千樹代表取締役から、シリーズの概要が発表された。新田祐大(福島・90期・SS)、脇本雄太(福井・94期・SS)の先の東京五輪に出場した2人をはじめ、寺崎浩平(福井・117期・S1)、小原佑太(青森・115期・S1)らが参戦を表明している。(株)ミクシィが提供する共遊型スポーツベッティングサービス「TIPSTAR」での車券購入のみとなり、「千葉JPFドーム」場内では車券を含めた飲食の購入などがキャッシュレスで対応できるサービスとなっている。
 会見に出席した新田は「新しい世代、若い人たちの世代にも注目される大会になるんじゃないかと期待をしています」と、新たなアピールの場として抱負を語った。「公営競技であった競輪と競技のケイリンとは別なものだと僕自身は認識してます。そのなかで(ピストシックスは)オリンピック規格に準じたルールだと聞いていますので、よりレベルの向上としていい形だと思います」と、脇本はピストシックスがさらなるレベルアップとしての大きな役割を担うことに期待を寄せた。
 なお、千葉県に新型コロナウイルス対策の特別措置法に基づく緊急事態宣言が発出されていることを受けて、10月の開催は無観客になる。

竹内祥郎記者

2021年9月8日 20時27分

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